残業をせず、早く帰りたくはありませんか?
短い時間で成果を出して早く家に帰れば、家族との素敵な時間を過ごしたり、副業をして稼ぐなど、様々なことができます。人生を充実させるといっても過言ではありません。
大量の仕事をこなして早く帰れるなら苦労しないよ!って思いますよね。
ただ、世の中には、仕事量が多かったり、成果を出しているはずなのに定時付近で帰っている社員がいることも確かです。
今回は、成果を出しているのに何故か仕事が早く、プライベートの時間を充実させている社員の特徴を紹介します。
この記事は、ビジネス本「AI分析でわかった トップ5%社員の時間術 | 越川 慎司 |本 | 通販 | Amazon」の内容紹介・要約となっています。
変えられるのは自分だけ。できるところから行動を変えていきましょう!
この記事でわかること
仕事が早い人の特徴6選から学ぶ 定時で帰るための方法
仕事が遅い人の特徴3選
仕事が早い人の特徴を述べる前
仕事が遅い人に共通する特徴は3つあります。
- スロースタート
- 慎重すぎる
- スタートダッシュで息切れ
スロースタート
特徴のその1つは、「スロースタート」です。
そもそも、取り組み始めるのが遅いということです。短い時間で成果を出したいのに、仕事に取り組むのが遅いわけないですよね。
みんな、仕事は早く終わらせたいはずです。ですが、以下のような理由で結果的に遠回りしてしまうそうです。
- 完璧主義
- クオリティを追求する
- プランを練る時間が長い
私も、仕事を完璧に進めようと思えば思うほど、失敗が怖くてなかなか最初の一歩が踏み出せないことがあります。
慎重すぎる
特徴その2つ目は、「慎重すぎる」です。
物事を進めるときには、納得いくまで調べたり、詳細な部分まで修正を繰り替えすことによって、処理スピードが遅くなります。
調べたり、綿密な計画を練ることは決して悪いことではありませんが、結局最後は期限ぎりぎりになってしまい、品質がおちてしまうことも、、、
スタートダッシュで息切れ
特徴その3つ目は、「スタートダッシュで息切れ」です。
モチベーションが高いときにはスタートダッシュできるのですが、体力が尽きるまでぶっ続けで作業するので、いったん休みに入ると回復するまで時間がかかります。
その繰り返しで作業するため、結局は納期に間に合わず、、、というパターンです。
仕事が早い人の特徴6選
仕事が遅い人の特徴が3つありました。では、逆に、仕事が早い人はどうなのか。その特徴は以下の6つです。
- 初動が早い
- 相手とアウトプットのイメージを合わせる
- ゴールから逆算して必要最低限のプロセスを決める
- プロセスにおける作業を小分けする
- 長時間作業をせず、こまめに休憩する
- 期限より早く完了させ、次の仕事の初動も早い
では、一つひとつ見ていきましょう。
1.初動が早い
仕事が早い人の特徴その1は、「初動が早い」です。
この特徴をさらに深堀ると、以下の要因から、仕事の初動を早くすることができると分かっています。
- メンタルが安定している
- ルーティンの力を使っている
メンタルが安定している
仕事を早めるために、気持ちの面が重要です。仕事の早い人は、メンタルが安定しています。意識するのは以下の2つです。
- 過去の浪費を受け入れる
- 時間の余裕は気持ちの余裕と理解している
過去の浪費とは、過去の仕事で時間をかけたのに手直しや修正、その他の理由で時間をムダにした経験のことです。 仕事の初動が遅くなってしまう要因には、過去の失敗がちらついて手が動かないことがあります。 それを敢えて「必要なことだった」と受け入れ、次に活かそうとする姿勢によってメンタルを保ちます。
時間の余裕がないときには、焦ってカリカリして失敗を招きます。そのため、時間的に余裕がなくてもあえて少し時間を取って コーヒーを飲んだり、同僚と話すことによって、気持ちの余裕を持ちます。気持ちの余裕が持てると、落ち着いて仕事をすることができます。
ルーティンの力を使っている
仕事の初動が早い人は、仕事前や集中力を引き出したいときに「ルーティン」を行っています。
ルーティンとは、イチローなどのプロのスポーツ選手もおこなう、一連の決まった動作です。ルーティンを行うことで、集中力を高め、よりいいパフォーマンスを引き出すことができます。
余談ですが、大人気アニメ「鬼滅の刃 柱稽古編」でも、反復動作という名前で出てきましたね。アニメのように巨大な岩は動かせないかもしれませんが、ルーティンが集中力を引き出してくれるのは確かです。
コツは、「この動作をすれば仕事をすぐに始められる」という自己暗示をかけること。動作の内容は、以下のような簡単なことで大丈夫です。
- デスク周りの整理
- 在宅勤務の場合には、部屋の片づけ
- 会社近くのカフェでコーヒーを飲んでから出社
- 「何とかなる」「うまくいく」などとつぶやく
以下のようなモーニングルーティンと組み合わせられると、早起きとの相乗効果が得られますね。
2.相手とアウトプットのイメージを合わせる
ついつい、100%の成果物を作ろうとしていませんか? 自分が思う100%と、上司や関係者が思う100%は確実に異なります。
最初にすり合わせをしていても、必死に作った成果物を見てもらうと、イメージが違う…と、言われることもよくありますよね。
以下のように対処しましょう。
- 骨子ができたら一回相談する
- (もっとすり合わせできていたら)7割程度までスピード重視で仕上げる。
こうすることで、修正の時間を最小限にします。100%に仕上げるのはとても時間がかかります。それから確認してもらい、修正をしていてはなおさら時間かかりますね。
パワポでわかりやすく図書く??
3.ゴールから逆算して必要最低限のプロセスを決める
目標が決まったら、そこから逆算していつまでにどんなアクションをする、というように手順を作るようです。
アウトプットを優先×ゴールからの逆算思考 で仕事を加速します。
4.プロセスにおける作業を小分けする
仕事は、会社についてからだけしかできないものと考えていませんか?仕事が早い人は、どんな高度な仕事でも、微小な作業に分けるというくせがあるようです。
そうして分けることで、 電車などの移動でも処理できる作業まで用意していました。スマホでメールを見たり、決まったテーマに関して情報収集するなどです。
また、作業を小分けして少しずつクリアすることで、達成感を味わうことができます。
通勤電車で暇をしているなら、早く帰るために少しでも仕事を進めておきませんか?(満員電車だと厳しいかもしれませんが、、)
図で作る?
5.長時間作業をせず、こまめに休憩する
「スタートダッシュで息切れ」とは正反対の特徴ですね。
仕事の早い人は、どんなに作業の気分が乗っていても、 時間で区切って強制的に休憩します。
休憩は1時間に1回くらいの頻度で、休憩では少し歩いたり、水分補給します。
作業をし始めると「作業興奮」といって、ドーパミンが分泌され、やる気が出る状態になります。これによって作業は はかどりますが、作業を進めることに夢中になってしまい、目的からはそれた「間違った努力」をしてしまう可能性があります。
それを防ぐために、一定の時間で休憩し、落ち着くことで目的に立ち返り、このまま作業を続けてよいのか、もっといい方法はないかを考えるようです。
6.期限より早く完了させ、次の仕事の初動も早い
ここまでの特徴からすると当然かもしれませんが、与えられた仕事に対して、期限より早く完成させることができます。
すると、次の仕事も前倒しで始めることができるため、仕事に追われるのではなく、自分が仕事を追いかける状態に!
それによってストレスフリーかつ定時退社、時間が増えて人生が充実するという良循環になります。
そんなのはただの理想で、現実はそんなに甘くない!! と思いませんか? ただ、このように仕事をこなす人がいることも事実です。
ちょっとした行動や心がけで時間が増えるなら、少しずつ試してみませんか?
まとめ
成果を上げつつ、仕事が早い人の特徴をまとめました。 以下の簡単なアクションはすぐにでも始められます。
- 仕事を分解し、電車の移動中や合間には、簡単な作業をする
- 仕事前ルーティンを作ってみる(コーヒーを飲む、カフェに寄る、机の整理など)
- 成果物は完成前に確認してもらう(完璧を目指さない)
- 作業を続けたくても、1時間に1回はあえて休憩する
仕事がいくら早くても、量が多すぎて物理的に定時退社は無理だ!!という方もいらっしゃいますよね。
そんな方は、仕事を引き受けるかどうかの判断、断り方、同僚への依頼方法について知り、業務量を調整しましょう。