海外旅行の際に必須となる、外貨への両替。
国内と現地、どちらで両替するのがお得なのか、空港か、街中か、、など、タイミングがなかなか難しいですよね。
ですが、そもそも、「どこの両替所を使うか」で迷う前に 別のお得な方法があるってご存じですか?
それは、「 海外送金サービス」です。
今回は、バリ島(インドネシア)への旅行で実際に 海外送金サービス「SBI Remit」を使用した筆者が、使用方法や感想を紹介します!
バリ島で少しでもお得に旅行したい方や、海外送金が気になるけど試したことがない、という方におすすめです!
- なるべくお得に外貨両替したい
- バリ島へ旅行する予定がある
- 海外送金の手順や、使ってみた感想を知りたい
「SBI Remit」の率直な感想
まず最初に率直な感想です。
海外送金サービスはレートが超お得なので、また使いたいと思いました!
海外送金サービス「SBI Remit」を使ってみて分かったこと
-
- 両替所での換金と比較して、5000円近く得できた!換金する額が高ければ高いほどお得!
- 現地の銀行でお金を引き出す必要があるので、勇気は必要。ただ、とても良い経験にはなる
- 現地で時間の余裕がない人にはあまり向かないかも
- SBI Remitの登録には、出発前2週間以上の余裕を持った方がよい
では、詳しく紹介していきます!
SBI Remit:海外送金サービス

SBI Remitは、ネット証券などで有名なSBIが提供する海外送金サービスです。
今回私が利用したのは、「 旅行前に日本で、SBI Remitのシステムに日本円を振込んでおき、旅行中に現地の銀行で現金を引き出す」というサービスです。

SBI Remitと国内両替所の両替レート比較

バリ旅行のため、日本円からインドネシアルピア(IDR)へ両替しました。
計3万円を、半分の1万5千円ずつ、それぞれSBI Remit、国内両替所を使ってIDRへ。
換金時(2025年6月上旬)のそれぞれの換金レートはコチラ。
SBI Remit | 1円=約112ルピア (手数料は別、今回の場合880円) |
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国内換金所 | 1円=約73ルピア (手数料はレートに含む) |
換金所も場所によってレートは変わりますし、手数料をレートに含んでいるかどうかの差はありますが、
SBI Remitの方が圧倒的にお得でした!
ちなみに、当時の実際のレートはSBI Remitの換金レートと同じです。
換金の内訳はコチラ。
SBI Remit | 15,000換金のうち 14120円分は両替、880円は手数料 |
---|---|
国内換金所 | 15,000換金のうち 9776円分は両替、5223円は手数料 |
なんと!SBI Remitの方が 4344円もお得でした。
ここまで聞くと、SBI Remitを使用しない手は無い!そう思われるかもしれませんが、、
海外送金サービスは、慣れていないと結構手間です…。
というわけで、どんな流れで換金するのか把握しておきましょう。
SBI Remitの手数料は以下によって決まります。
- どの貨幣に両替するか
- 両替する金額帯
こちらのページで確認することができます!
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SBI Remitの海外送金手順:国内でやること
では、海外送金の手順を説明していきます。
まずは、1.国内で済ませておくこと、そして、2.現地でやること の二つに分けます。
【補足】
海外送金にも種類がいくつかあるようですが、今回は「インターネット送金」を利用しました。 口座やカードを作る必要がなく、おすすめです。
インターネット送金 | 海外送金はお得な手数料のSBIレミット 国際送金サービス
初めての場合、審査などで時間がかかるものもあるので、旅行出発から2週間以上の余裕を持って始めましょう。
SBI Remitを使用した両替方法:国内でやること 大まかステップ
- 会員登録
- 受取人登録
- 入金
- 送金依頼
アプリも事前にインストールしておきます。

①会員登録
まずは、会員登録です。
登録方法は ①アプリから会員登録申し込み、 ②Webサイトから申し込み の2通りあります。
迷わずアプリから会員登録しましょう! インストールしたアプリを開くと、会員登録のページに案内されます。
表示された手順通り登録していきます。会員登録には、マイナンバーカードや、運転免許証などの本人確認書類が必要です。
注意!
会員登録の申請後、会員登録完了までに時間がかかります。
入力してからすぐにサービスが利用できるわけではないので注意!!
公式サイトでは「最短翌日に利用開始」と書いてありましたが、 私の場合は約1週間待ちました。
私が特別なだけで、通常は翌日に完了するのかもしれませんが、、
ちなみに、会員登録が完了していなくても、申請が済んでいれば、アプリの利用画面に進むことはできました。
ただし、送金サービスは制限されており、使えませんでした。
②受取人登録
会員登録が完了した次は、受取人登録を行います。
旅行の場合、自分が送って自分が受け取るため、通常は自分の情報を入力することになります。
アプリの画面を見ながら手順を見ていきましょう。
①アプリのトップ画面下にある「送金依頼」をタップすると、受取人選択画面に移ります。
最初は受取人が登録されていないので、「受取人を追加する」を選択します。 |
②受取人の情報を入力します。
まずは、国や通貨、送金方法を選択します。画面は、バリ島に行く場合の入力内容です。 送金方法は、インターネット送金の場合「現金」となります。 「次へ」をタップすると、受取人情報の入力画面に移ります。 ![]() 受取人は自分なので、自分の情報を入力して、「次へ」をタップします。 名前や年齢などは問題ないと思いますが、一部入力がややこしい項目があったので、以下で補足します。 受取人情報入力について補足
住所表記について詳細に知りたい方は、こちらのページが参考になります↓↓ |
③受取人情報入力が正しいか確認し、問題なければ「次へ」をタップします。 (間違っていれば、「修正する」をタップし、入力画面へ)これで登録受付完了です!以下の右画像にも記載のとおり、審査完了まで数時間かかります。しばらく待ちましょう。 ![]() |
④登録完了したかどうかは、アプリのトップ画面で「送金依頼」をタップして表示される受取人一覧の画面で確認できます。
審査中であれば以下の左画像のように「審査中」となり選択できません。 完了すると右画像のように、紙飛行機マークがついており、選択できるようになります。 ![]() 2025年8月時点では、 審査完了時にメールは来ません。 登録受付時はメールが来るため、完了時も来ると思いがちなので注意!(登録受付時の画面にも一応記載はされています) 半日を目安に、アプリを開き確認するようにしましょう。 |
受取人の登録手順は以上です。
筆者の場合は夜22時くらいに登録受付し、翌日の午前中には審査完了していました。
受取人の審査が完了したら、次は入金です!
③入金
受取人追加が完了したことを確認したら、入金を行います。
入金方法の確認
アプリのトップ画面下の「入力方法」をタップすると、「入力方法の確認」という画面が表示されます。 2025年8月現在では、銀行振り込みと、デポジットカード入金(ゆうちょ、ローソン)の方法が用意されているようです。 該当のボタンをタップし、入金方法を確認して、必要な金額を入金しましょう。 ![]() ちなみに、筆者はネットバンキングでみずほ銀行のアプリから振り込み依頼しました。 コウ
アプリから振り込み指示できるの、とても便利ですよね!!
入金口座がみずほ銀行だったので(今後変更される可能性あり)、振り込み手数料がかからず、ありがたかったです。 |
入金完了の確認
入金完了は、アプリのトップ画面(画面下「ホーム」をタップ)で確認できます。 「〇〇JPY」というように、表示されている分だけ入金できたと分かります。 |
ここまできたら、あともうひと踏ん張りです。
次はようやく、送金依頼!
④送金依頼
やっと、肝心の送金依頼です!
①アプリのトップ画面下の「送金依頼」をタップし、受取人一覧へ。
事前に追加した受取人(自分)をタップします。 |
②送金確認画面が表示されます。
最初は受取人の詳細情報が表示されます。 画面を下にスクロールし、「送金」というボックスの鉛筆マークをタップしましょう。 すると、以下の右画像のように、送金金額の入力ポップアップが表示されます。 「JPY」の左あたりをタップして入力し、「決定」をタップします。 |
③さらに下画面までスクロールして、「送金」をタップすると、受付完了です。
ちなみに、送金手数料に対して、ポイントを使用できるそうです。 問題なければ「全額使用する」で良いと思います。 |
④送金受付完了すると、メールが来ます。
このメールに記載されている リファレンスナンバーはとても重要です。 スクリーンショットやメモしておきましょう。 現地でお金を引き出すときに必要になります。 |
以上が、国内で済ませておく手順となります。
手順の中には審査や振り込みなど時間を要するものが複数あったので、 やはり時間には余裕を持っておくことをお勧めします!!
SBI Remitで両替した方法:現地でやること
ここからは、SBI Remitの海外送金サービスで、現地でやることです。
パスポートを持ち、リファレンスナンバー控えて、MoneyGram(マネーグラム)加盟店の銀行に行きましょう。
筆者は、Googlemapで「MoneyGram」と調べました。
これは、銀行の名前ではなく、サービスの名前です。
そのため、銀行の外側にハッキリと書いてないことあるので注意。筆者が行った銀行は、2階のすみっこにMoneyGramのパネルがあるだけでした。
Googlemapで「Moneygram」と検索してヒットした場所でも、それらしき銀行が無い(閉まった?)場合もありました。
なるべく、最近の口コミがあることなども確認しましょう。
筆者が行ったのはコチラの店舗。ングラライ空港から近く、「Lippo Mall Kuta」というショッピングモールの向かいでした。(2025年6月時点)
MoneyGramの加盟店の銀行に行ったら、窓口や受付などで「MoneyGramの受け取りがしたいです」、「カードは持っておらず、リファレンスナンバーを持っています」といった旨を伝えます。
あとは窓口で、住所や職業、滞在期間や滞在場所を聞かれたりと色々と手続きがありましたが、現金をゲットすることができました!
所要時間は30分ほど見ておきましょう。
また、 筆者の経験では、どのATMでも受け取りできませんでした。
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時期を工夫し、ホテル予約とセットにすることで、現地ホテル4泊+往復の飛行機を、なんと6万円台で利用することができました。
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感想・体験談

バリ島旅行でSBI Remitを利用してみて思ったこと。
- 手順は手間だった…
- しかし、面倒さを上回る圧倒的お得感
- 現地で銀行にいくのも楽しみの一つであり、いい経験になった
手順は(初めてだと)面倒だし、現地でお金をおろすという不安もありましたが、使ってみてよかったです。
現地の銀行に行くのは純粋にワクワクしましたし、親日のバリ島だからかもしれませんが、窓口の人はとっても優しかったです。
業務上のやり取りだけではなく、笑顔で色々と話しかけてくれて、不安な気持ちもやわらぎました。
現地の方とコミュニケーションを取りつつ、現金を手に入れたら、達成感すら感じました。いい経験です。
また一つ、新しいことができてよかった!!
まとめ
海外旅行のさいに必要な外貨換金。
そのなかで、意外と知られていない海外送金サービス、その中でも「SBI Remit」について、特徴や使用方法、感想などを紹介しました。
筆者はSBI Remitで15,000円換金して、換金所で換金するよりも5,000円近く得しました。 最初なのでちょっと控えめにしましたが、もっと換金すればよかった、と思うくらいお得でした。
ただえさえ出費のかかる海外旅行。
両替一つでも工夫すれば旅行先で、さらに贅沢できると思えば、海外送金、やらない手はありません。
では、良い旅になりますよう。
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