大学生のみなさんは、アルバイトをしていますか?
私が大学生のときにしていたアルバイトには「病院のバイト」がありました。
これが色々な理由で、神バイトでした!!
こちらの記事では、「病院バイトとは?」「なぜおすすめするのか?」を紹介しています。
上記の記事にて、病院バイトのメリットは、
- 給料が高い
- 就活、社会で役立つ能力が身につく
- 暇な時は自分のやりたいことができる
- 医療の仕組みや病気に詳しくなる
- 貴重な経験ができる
と紹介しました。
今回は、メリットの1つである「就活、社会で役立つ能力が身につく」について、詳しく説明していきます。
病院バイトでは、さまざまなことを学ぶことができます。
それをもとに、就職活動ではエントリーシート(ES)や面接などで話す内容を充実させることができました。
それだけではなく、社会に出てからも役立つスキルが得られたと実感しています。
大きく分けると、以下3つになります。
①対人スキル
②タスク処理スキル
③PC処理、エクセル等のスキル
それでは、ひとつずつ解説していきます!
①対人スキル
1つ目は、対人スキルです。
そのなかでも、特に【要約力】【交渉力】が身につくと考えています。
要約力
夜の医療事務は病棟、医師、各種検査技師、薬剤師、そして患者間のすべての仲介をするような仕事です。
そのため、
聞く、要約する、伝える
これが8割と言っても過言ではありません。
電話口で聞いた、患者の症状や要望を簡潔に看護師/医師に伝える
必要な検査項目を、カルテを見て検査技師に依頼するなど、、
特に患者からの電話では、症状について思いつくまま話すため、内容がわかりづらいこともしばしば。
そこから要点をかいつまんで看護師や医師へ伝える必要があります。
こういったことを繰り返すため、自然と「端的に伝える力」が備わってきます。
交渉力
夜間の病院は、昼間と比べて体制を縮小しています。
比較的症状の軽い人をかたっぱしから診ていたら、本当に重病の患者を診れなくなってしまう可能性も…
そのため、電話口で患者の症状を聞き、看護師から軽症だと判断された人には、昼間の診察を勧めることもありました。
診察してほしいと電話してきた患者に対して、「診れません!」とただ突っぱねたら、患者はどう思うでしょうか?
いい気持ちはしないはずです。(僕は何回もやらかしました)
電話対応をする回数は多いこともあり、徐々に相手の気持ちに寄り添いつつ、やんわりとこちらの要望を伝えられるような言い方を身に着けることができました。
具体的には、
まずはすべて患者の気持ちや言葉を受け止める
そのうえで、こちらのため
これはまさに、交渉スキルと言えるでしょう。
「就活、社会で役立つスキル」1つ目の対人スキルでした。
②タスク処理
タスク処理スキルも身に付きますね。暇なときはとことん暇なのに、忙しいときはこれでもかというほど仕事が積み重なる!!
処理しなければいけないこと(=タスク)が大量発生するわけです。もちろんこれはどんなバイト、仕事でも起こりえます。
ただ、この病院バイトで特殊なのは、そのタスクの種類にあります。種類が多すぎて、優先順位を考えないと全員を待たせてしまうことに。
とても忙しかった日。 私が経験したのは、以下のような状況です。
1.受付していない患者が2人待っている
2.会計は3人待ち
3.レントゲンなどの処置待ちが2人いる
4.救急車で患者がこちらに向かっている。受付が必要
5.電話が鳴っている
6.病棟へ書類を持ってきてもらうように頼まれている
同時にこんなことが起こっていました。しかも、先輩は休憩中で自分ひとり。
「寝ている先輩に迷惑をかけたくない!!」
そう思った新人の私は 完全に思考停止し、めちゃくちゃ慌てながら来た順番にタスクを処理していました。(今考えると、真っ先に先輩起こせよ、、と思う。)
こんな大変な仕事がうまくこなせるようになるのか、、とも思いました。
が、不思議なもので、数をこなしてくると慣れてきます。
慣れてくると、まずはどの順番で処理するか考えるようになりました。そして、上の例であれば、以下のようなシナリオを立てていました。
①4の救急車の患者の処置が大優先のため受付する
②1の患者に問診表を書いてもらう
③問診表を書いてもらっている間に3の処理をする
④その後2の会計を済ませる
⑤5の電話がまだ鳴っていたら取る。
⑥すべて落ち着いたら6の書類を持っていく
このように、優先順位を立ててから行動することは、社会に出てからも重要になります。
山のようにくるメール、資料作成、頼まれごとなど、、
そんなタスクの山も、病院での経験をもとにして、優先順位を立ててから処理することができています。
「就活、社会で役立つスキル」2つ目のタスク処理スキルでした。
③PC処理、エクセル等のスキル
病院での業務は、PCを用いた入力作業が多いです。
受付、会計、情報の参照、患者のデータをまとめる、etc…
受付と会計は、医療系専用の会計、電子カルテのソフトを使っていました。
それ以外では、エクセルを使用することが多かったです。
これを毎回の業務で使用するため、エクセルやPC操作についても得られるものがありました。
特に、タイピングのスキルが向上したのはとてもありがたいことでした。(まあ、レポート記述などでも嫌というほどタイピングしますが。)
また、ショートカットキーについて実用的な使い方を身に着けたのもこのバイトがきっかけでした。
「日中の患者のデータを夜間に入力しておく」という仕事もあったので、ショートカットキーを使わずに作業すると何倍も時間がかかったことでしょう、、。
「就活、社会で役立つスキル」3つ目のPC処理、エクセル等のスキルでした。
まとめ
病院でのバイトで身についた、就活、社会で役立つ能力が身につくというメリットについて、その内容を3つ解説しました。
①対人スキル
②タスク処理スキル
③PC処理、エクセル等のスキル
もちろん、どんなアルバイトからも学べることはたくさんあります。
刺激を受け、そこから学んで活かそう、という姿勢があれば、就活がはじまるまでにはたくさんの能力が備わっていることでしょう。