海外旅行で、忘れてはならないもの。それは「現地でのスマホのインターネット手段」。
旅行に向けて、海外Wi-Fiレンタル、データローミング、海外SIMの3つのうち、いずれかの方法で、海外でもネットに繋がる手段を用意しておく必要があります。
そんな海外でのインターネット手段の一つ、データローミングは、Wi-Fiレンタルや海外SIMとはちがい、スマホ本体だけで完結する、という大きな特長があります。
海外でのインターネット手段といえば「Wi-Fiを借りる」というイメージが強い!ですが、実はデータローミングも優秀なんです。
この記事では、ソフトバンクのデータローミングのプラン概要や、使ってみた感想をまとめました。
この記事の結論
- ソフトバンクユーザーは、アメリカへの旅行は無料でデータローミングできるなど、優秀なプランもある
- ソフトバンクのデータローミングは、旅行に前5分、現地でたった2分の設定で使えた!
- 筆者はiPhoneSE 第2世代の古い機種でも動作に問題なく使えた
ソフトバンク データローミング プラン概要
ソフトバンクのデータローミングプランの概要を解説します。(※2025年1月現在の情報)
公式の該当ページはこちら。
まず、大きなプランは3つに分かれます。大抵の人はスマホユーザーに向けた「アメリカ放題」か、「海外あんしん定額」を利用します。
- アメリカ放題
- 海外あんしん定額
- 海外パケットし放題
アメリカ放題
アメリカ放題は、その名のとおり、アメリカ、ハワイなどでデータが使い放題のプラン(グアム、サイパン除く)。ソフトバンクならではのプランといえます。
- データ通信無料
- 日本への電話、アメリカ国内での電話が無料
SoftBankを使用していてハワイやアメリカ本州に行くのであれば、絶対にこれを利用しましょう!!文字通り無料で使えます。
海外あんしん定額
2つ目は、海外あんしん定額。アメリカ以外に渡航する場合は、このプランがスタンダードです。
人気な渡航先99%をカバーする「定額国L」と、比較的旅行者がすくない「定額国S」で、値段が変わります。どの国が対象なのかは、こちらのリンク(定額対象国・地域 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク)で確認しましょう。
アジア、ヨーロッパなど大体の渡航先は定額国Lでカバーしています。
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定額国Lの場合
- 24時間 3GB 980円
- 72時間 9GB 2940円
定額国Sはとても割高なので、注意が必要。
(24時間 5MB 9,800円。 ※1000MB=1GB)
データローミングに関わらず、あまり渡航者がいない国でのインターネットサービスは高くなる傾向にあるようですね。
海外パケットし放題
最後に、海外パケットし放題。海外あんしん定額が使えない場合には、これを利用します。
3Gケータイを使用している場合はこのプランをお勧め、と公式ページでは説明されています。 スマホを使っている人は対象外であり、現代でこのプランに該当する人はごくわずかでしょう。
料金は、1日12.5MB以内で1,980円、それ以上はいくら使っても2,980円です。
こちらも明らかに割高のため、これを使うのであればレンタルWi-Fiなどの他の手段を使った方がよいですね。
データローミングを使用するまで
ソフトバンクユーザーが、海外あんしん定額プランでデータローミングを使用するまでの流れを説明します。
筆者の体験では、 渡航前に5分、現地で2分の操作でデータローミングを使い始めることができました。
- (渡航前)対象のプランが使えるか確認
- (渡航前もしくは現地)対象プラン申し込み
- (渡航前もしくは現地)データローミング設定
- (現地)ソフトバンクから来るメッセージを開き、専用サイトからプラン利用を開始する
公式ページが非常に分かりやすいため、基本的には公式ページ参照です。公式ページを開いて、中間くらいまでスクロールしたところに、その説明があります。
こちらが、設定方法の画面です。
また、以下のように、ステップごとに説明が記述されており それぞれの手順でくわしい説明を開くボタンもあるので、これらも合わせて確認しましょう。 スクリーンショットとともに、説明を見ることができます。
①(渡航前)プランが使えるか確認
まずは、プランが使えるかの確認です。この手順さえ終わればあとは楽です!
これに関しては、補足します。
1.ソフトバンク「海外あんしん定額」公式ページより、STEP01の、「My SoftBankをみる」ボタンを押し、My SoftBankのログインをした後、「オプション」を選択。
2.契約・オプション管理画面で、ご加入中のサービスに、「海外あんしん定額」があれば確認は以上です。
②(渡航前もしくは現地)プラン申し込み
ソフトバンク「海外あんしん定額」公式ページのSTEP02から、「海外あんしん定額」プランを申し込みます。
2,3タップで済むので、1分もかかりません。現地でもできますが、事前に申し込んでおくことをお勧めします。申し込んでも、お金はかかりません。
③(渡航前もしくは現地)データローミング設定
ソフトバンク「海外あんしん定額」公式ページのSTEP03から、データローミングの設定をします。 スマホの設定画面からすぐにできますので、これも1分以内で終わります。
④(現地)ソフトバンクから来るメッセージを開き、専用サイトからプラン利用を開始
ソフトバンク「海外あんしん定額」公式ページのSTEP04,05をもとに、データローミングの利用を開始します。
この手順は現地で行います。具体的には、飛行機が着陸し、スマホの機内モードを解除すると、ソフトバンクからSMSでメッセージが来ます。そこにあるURLを開くと、利用開始ページが表示されます。
24時間か、72時間かを選択し、「利用を開始する」ボタンを押すと、そのタイミングからインターネットが使えるようになります。 2分未満でできます。
データローミングの終了
データローミングを終了する場合は、とくに操作は必要ありません。申し込んだ利用時間になると、自動で終了します。
終了すると、再度ソフトバンクからSMSでメッセージが来ます。データローミングを再び使用する場合は、そのメッセージより④と同じ手順を踏めばまたすぐに利用できます。
海外ローミングを使用した感想
iPhone SE第2世代で4Gの海外ローミングを使用してみた感想です。 1回の海外旅行で、24時間を3回、72時間を1回使用しました。
結論、海外滞在中に調べものはもちろん、YouTubeの動画視聴も利用できました。そして、手間がかからなかった点が何より良かったポイント。
旅行中に1日3GBは使い切る方が難しいですし、あまり容量のことは気にせず、自由に使いました。結果、使用した通信料は1日1GB以下でした。
ネットワークの速度自体は、日本にいるときと、体感は変わりません。
一方、気になった点としては、以下の2点です。
- スマホ本体が熱をもつ
- カメラ起動や、スリープ、画面起動の動作スピードが遅くなった
何故かインターネットとは関係ない動作が鈍くなり、スマホがいつもより熱を持ったように感じました。
まとめ
海外でインターネットを利用する手段のひとつ、データローミングについて、ソフトバンクでのプラン概要や、使用方法、実際に使用した感想を解説しました。
Wi-Fiレンタルよりも手間が少ないこと、スマホ一つでできることがデータローミングの特長となります。
色々な手段を吟味して、快適でお得な海外旅行にしてくださいね。
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